BaaS 〜PaaSによるバスアプリ〜 ハッカソン開催レポート
2015年04月12日 16:36 学生部, 活動報告, 部活動
はじめに
LOCAL学生部は、2015年3月29日(日)に「BaaS 〜PaaSによるバスアプリ〜」を開催しました。
株式会社日本IQPの提供するPaaSである「IQP」を用いてハッカソンを行った今回の勉強会、当日の様子をLOCAL学生部の佐藤 陸(@HOMOMAID)がご紹介します。
ハッカソン開始
オーガナイザーをしてくださった室蘭工業大学の岸上教授、オープンデータを提供して下さった室蘭市役所の丸田氏の挨拶で、ハッカソンが始まりました。
参加者の皆さん、真剣な様子。サポーター達に直接質問に行った人も。
途中で提供された昼食を食べながら開発を続ける人もいました。(ちなみに、私は殆ど食べずに開発していました……)
昼食はサンドイッチでした。美味しそうですね。
おなじみの銅鑼の音を合図にハッカソンが終了しました。
この後、この勉強会は自分自身の成果物を発表し、最も素晴らしいアプリを作った人を決めるコンテスト会場へと変化しました。
果たして、誰が優秀賞に輝いたのでしょうか。
コンテスト開始
順番に自分の成果物を発表し、他のハッカソン参加者がその成果物を評価するスタイルで、コンテストは行われました。
(ちなみに、成果物の評価方法は、室蘭工業大学の有志の方が開発した点数評価アプリを使用するというものでした。また、そのアプリもIQP製でした)
早速1人目が自信の成果物を発表するために前にでた… のですが、なんとラップトップのバッテリー切れで自分の成果物を紹介できないという事態に!皆様も、勉強会の時にはACアダプターを忘れないように……
個人的に面白かったアプリは、室蘭市の中の「室蘭港」という場所一点に特化したアプリ。
室蘭港そのものの紹介をしてたのはこのアプリだけでした、独創的!
優秀賞アプリです。非常に多機能。文句なしに、今回の成果物の中で最も「優秀」でした。
努力賞アプリです。
出発地点と到着地点、平日に乗るか休日に乗るかを指定すると時刻表を表示してくれるというもの。
こちらもUIが綺麗。
こちらはテクニカル賞アプリ。緯度と経度とを利用して二地点間の距離を算出していました。
応用的な要素、まさに「テクニカル」の称号を与えられるべきアプリでした。
自分の成果物の紹介が終わると、審査に移りました。
参加者全員がお互いに評価した結果、ポイントを最も多く集めたアプリが優秀賞、その次が努力賞となりました。
テクニカル賞は評価ポイントだけでなく、その場にアテンドしていたスポンサーとサポーターとの評価も加味されました。
表彰式
最初に優秀賞の表彰。スポンサーである日本IQP様より栄誉を讃えて、Amazonギフト券10,000円分が贈られました。
手渡しているのは、日本IQP代表取締役のガイ・カプリンスキー氏です。
次に努力賞の表彰。こちらには、同じく日本IQP様よりAmazonギフト券5,000円分が贈られました。
最後にテクニカル賞の表彰。 コネクト株式会社様からPHP開発キットが贈られました。
手渡しているのは、オーガナイザーをしてくださった室蘭工業大学の岸上順一教授です。
クロージング
開始と同様に室蘭工業大学の岸上教授の進行で、スポンサー、サポーターの皆様からの感想を頂いて締めくくられました。
今回のイベントは、たくさんの方々にご協賛、ご協力していただきました。
北海道各地から札幌に集結した参加者の交通費、開発中の飲み物やお菓子、昼食のサンドイッチ、そして各賞への賞品。
ハッカソンの開発中にサポートをしていただいた皆様。
何の心配をすることもなく、開発に集中することのできるハッカソンとなりました。
本当に、ありがとうございました。
総勢15名のハッカソンとなった「BaaS 〜PaaSによるバスアプリ〜」の雰囲気、楽しんでいただけたでしょうか。
我々参加者はとても楽しくワイワイとハッカソンを楽しむことができました。
今後もLOCAL学生部は面白い勉強会を定期的に開催していきます!よろしくお願いします!
BaaS ~PaaSによるバスアプリ~ ご協賛のお礼
ご協賛、ご後援いただいたみなさま(敬称略)
■ご協賛
・NECエンジニアリング株式会社
・株式会社AXSEED
・日本IQP株式会社
■賞品のご提供
・優秀賞(IQP賞): アマゾンギフトカード
提供: 日本IQP株式会社
・努力賞: アマゾンギフトカード
提供: 日本IQP株式会社
・テクニカル賞: PHP簡易開発ソフトウェアキット(日本語版)
提供: コネクト株式会社
■ソフトウェアの提供及びスタッフの派遣
・日本IQP株式会社
■会場およびスタッフの提供
・株式会社インフィニットループ
■ノベルティグッズのご提供
・KDDI株式会社
・富士ソフト株式会社
■後援
・室蘭市
3月29日に開催いたしました、LOCAL学生部主催ハッカソン BaaS ~PaaSによるバスアプリ~へ多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございました。
ご協力いただきました協賛金、協賛品は参加した学生への交通費支援、昼食代等に有意義に活用させていただきました。
収支といたしましては、34,868円が剰余金として残りましたが、今後のLOCAL学生部の活動費として有用に活用させていただくをことご理解いただきたくお願い申し上げます。
一般社団法人LOCAL 理事一同
LOCALは 武邑塾 North – 『トランスメディア都市としての札幌の未来』を応援しています!
2015年03月25日 22:03 イベント情報
「武邑塾」は未来を創造しようとする人々が集い、つながり、議論し、互いの知識と知恵を共有する開かれた交流の場として、武邑光裕氏を塾長に9回に渡り東京で開催されてきたイベントです。
10年以上の時間を過ごした札幌を離れ、ドイツへと旅立つ武邑氏が、北方文化圏のメディア都市としての札幌や、そこに暮らす市民の創造的参与性について、様々な視点から解説します。
【開催概要】
武邑塾 North -トランスメディア都市としての札幌の未来
日時:2015年4月2日(木)18:30-21:00(開場18:00)
場所:クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 会議室
札幌市中央区北3条西4丁目1-1 日本生命札幌ビル 11F
定員:100名 参加費:無料
申込方法:4月1日(水)までに下記リンクよりお申し込みください
https://takemurajuku-north.doorkeeper.jp/
2015年2月19日 (木) 2月定例会
株式会社インフィニットループ 大会議室において、19:00~20:00 の間、LOCAL 2月定例会を開催しました。
出席者は 10 名(うち、リモート出席 2 名)です。
主なトピックは以下のとおりです。
議事内容
1. 各委員会・部活動より活動報告
- 学生部より、3月29日(日) 開催予定のイベント「BaaS ~PaaSによるバスアプリ~」と、OSC2015 Hokkaido への出展内容について報告がありました。
2. 支援関係
- 支援予定のイベントについて、準備状況の報告がありました。
3. OSC2015 Hokkaido 関連
- OSC2015 Hokkaido 実行委員会で、準備を進めています。
4. LDD15w について
5.LCS(Local Community Summit) について
- LCS2015実行委員会で、準備を進めています。
- 先行告知ページを公開しました。
LOCAL定例会は、正会員やメーリングリスト会員のほか、どなたでも参加可能です。
LOCALの活動に興味のある方は お問い合わせフォーム よりご連絡のうえ、お気軽にご参加ください。
BaaS ~PaaSによるバスアプリ~ を開催します
2015年03月04日 13:47 イベント情報, 学生部, 部活動
LOCAL学生部は、2015年3月29日(日)にBaaS ~PaaSによるバスアプリ~ を開催します。
PaaSは、ブラウザ上で簡単な操作を行うだけでWebアプリを作成出来ます。
今回は、そんなPaaSを使い、室蘭市が公開しているバス時刻表のデータを用いたアプリケーション作成を目標に、ハッカソンを行います。
途中おやつタイムも設けておりますので、参加者全員で楽しい時間を過ごしましょう。
どなた様も気軽にご参加ください。
※BaaSは「Backend as a Service」を表すものではありません
BaaS イベント概要
- 日時:2015年3月29日(日) 10:00 ~ 18:00
- 会場:株式会社インフィニットループ会議室
- 定員:20名(一般参加枠) 10名(スタッフ参加枠)
- 参加費:無料
- 持ち物:パソコン、ACアダプタ、身分証明書(交通費支援予定者のみ)
- 申し込みリンク:http://connpass.com/event/12241/
参加上の注意
参加枠には「一般参加枠」と「スタッフ参加枠」とがあります。
一般参加枠とは、実際にハッカソンに参加し、開発を行う方々のための参加枠です。
スタッフ参加枠とは、ハッカソンには参加しないが、ハッカソンを共に盛り上げてくれるスタッフの方々のための参加枠です。
交通費支援について
詳細な支援方法について検討中ですが、本イベントにかかる交通費の合計が2000円を超える方を対象に支給予定です。 支援が必要な方は申込時アンケートにその旨を記載してください。支援が決定し次第折り返し連絡をします。
集合場所についての諸注意
日曜日のため正面玄関が閉まっております。集合時間に正面玄関向かって左側の通用口にお集まりください。場所の詳細は以下のサイトで確認出来ます。ただしその場で開錠して一斉に入場しますので、インターホンは鳴らさないでお待ちください。
http://www.infiniteloop.co.jp/blog/2012/10/kaigishitsu_hairikata/
また、会場はオートロックのためくれぐれも遅刻なさらないようにご注意ください。万が一遅刻する場合は個別に主催者に連絡を取ってください。連絡手段は後ほどこのページに記載します。
時間割
- 09:45 会場前通用口集合
- 10:00 開始
- 12:00 昼食
- 13:00 再開
- 15:00 おやつタイム
- 15:30 再開
- 16:30 発表・審査
- 17:30 審査結果発表
- 18:00 終了
協賛団体
- NECエンジニアリング株式会社
- 株式会社AXSEED
- 日本IQP株式会社
- コネクト株式会社
- KDDI株式会社
- 富士ソフト株式会社
- 株式会社インフィニットループ
後援
- 室蘭市
【先行告知/東京開催】 LOCAL Community Summit 2015 (LCS2015) を開催します
2015年5月16日(土) に、LOCAL Community Summit 2015 (LCS2015) を開催します。
LOCAL Community Summit とは、
- 地方の技術者やコミュニティの取り組みを、地元だけではなく東京で発表してみよう!
- 私達の地域の楽しさを、他の地域の技術者にも伝えよう!
- 地元を離れ首都圏で活躍している技術者や、いろんな地域のコミュニティと繋がろう!
というテーマのもと、LOCALとして初の東京開催となるIT勉強会イベントです。
現在、開催に向けて準備を進めており、正式告知と参加申し込みの準備ができ次第、あらためてお知らせします。
現時点で予定しているイベントの概要は以下のとおりです。
LCS2015 イベント概要
- 日時 :
- 2015年5月16日(土) 10:00-17:00 (予定)
- 場所 :
- 株式会社ドワンゴ セミナールーム (東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー 14F)
- 定員 :
- 100名 (講師・スタッフ含む)
- 主催 :
- 一般社団法人 LOCAL
セッション内容 :
- 各種言語系コミュニティによるLT大会
- 全国から集まった地方コミュニティによるLT大会
- 首都圏で活躍する若手技術者によるパネルディスカッション
- 地方 x クラウド 技術セッション
- 大規模イベントにおけるネットワーク構築の話
懇親会 :
- セッション終了後、会場近辺での懇親会を予定しています。
LOCALではこのイベントを通して、様々な地域の技術者、コミュニティが繋がり、新たな発見や交流が生まれる事を願っています。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。
LOCAL DEVELOPER DAY ’15 Winter 開催レポート
はじめに
2015年1月10日(土)に札幌市民ホール第1・第2会議室にて「LOCAL DEVELOPER DAY ’15 Winter」が開催されましたのでお知らせします。今回のLDDは、”パネルに始まりパネルに終わる”、”あえて技術の話をしない”、3つのセッションとLTのイベントでした。
77名の方々が参加し大変盛り上がったこのイベント。LDD’15w 開催報告担当の向平卓矢(@mktakuya)が、ざっくりと当日の雰囲気をお届けします。
オープニング
13時20分、当代表 澤田の挨拶からLDD15wのスタートです。
セッション1 一次産業 × IT
最初のセッションのテーマは「一次産業×IT」。
齋藤聖悟さん(株式会社澄川工作所)をファシリテーター、奈良祥治さん(寺坂農園株式会社)、北村大助さん(ファームノート株式会社)の2人をパネリストとしてセッションが始まりました。
齋藤さんは林業機械の営業や修理を行う会社、奈良さんは農家にいながらソフトウェアの開発やメンテナンスをするSE、北村さんは酪農家向けのシステムを作る企業でエンジニアと、関わっているのは一次産業でも異なるバックグラウンドを持つ3人の話し合い。
「農家はそれぞれのやり方があり、市販のソフトだとカバーできずにとっつきにくい。それぞれの農家向けにソフトを作り、サポートも一緒にしてあげる事が大事。」と話す奈良さん。
頭数が多く、またサイクルが複雑で管理が大変な酪農をITの力で管理するファームノートの話をしてくれた北村さん。農家のコミュニティはせまく、1人が「これ良いよ」と言ってくれると口コミで広まっていくらしいです。
一次産業のIT化が進まない理由のひとつとして、「インフラ整備が進んでいない。」というものがありました。特に林業に携わる方々は山の奥に行ってしまうので、「電波が届かない」事が深刻な問題と話す齋藤さん。
ITの進出具合の二極化が進んでおり、まだまだITの力で効率化する余地のある一次産業の世界。若い人が少なく、「そもそもスマホって何?」という方々がまだ現役として活躍されていることも多いそう。そうした方々が使いやすいようなシステムを、また経営者や現場の人達との理解を深める事がIT×一次産業を進めていくのに大事な事なのでしょう。
セッション2 エンジニアの幸せな働き方ってなんだろう?
次はファシリテーター 菅井祐太朗さん(ウェブペイ株式会社)、パネリストの古賀信哉さん(株式会社サムシングプレシャス 代表取締役)、今津麻未さん(フリーランス)、伊藤いづみさん(トラスティア株式会社)というメンバーでのセッション。それぞれ違う働き方をしている4人が、「エンジニアの幸せな働き方ってなんだろう?」をテーマに、
- 今、どのような役職で、どのような働き方をしているのか
- 今の働き方を選んだ理由
- 今の働き方のメリット/デメリット
- 今後どういう働き方をしたいか
の4つの題材について話し合いました。
菅井さんはリモートワーカーとして、古賀さんは経営者兼エンジニア、今津さんはフリーランス、伊藤さんはアルバイトとしてそれぞれ活躍されています。
菅井さんは普段はリモートで、月1、2回東京のオフィスに行くそうです。普段のコミュニケーションはHangoutでの朝会やSlackのチャットでとっているらしいです。リモートワークのつらいところは、「詰まった時」だそう。対面ならちょっと聞いて済むことも、リモートワークだと大変とのこと。そこをうまくツールを使って乗り越えていくことが課題なのでしょうか。
完全フレックスタイム制の会社、東京札幌間のリモートワークなどを経て、サムシングプレシャスの社長となった古賀さんは経営者兼エンジニアという視点から語ってくれました。「自分のことだけでなく、経営者として自分の下で働いてくれている人の事も考えなきゃいけない」とのこと。男性だらけの職場に1人だけ女性が入ってきたのを期に社内の環境も変わり、今後どういう働き方をしてもらい、女性が増えてくるとなった時にどうすれば良いのか、など考えるようになったそうです。
フリーランスという選択について語ってくれた今津さん。お金や契約に関する不安があるものの、いろんな会社を見たり、時間を自由に決められたりできるようです。ただ、フリーランスだとサービスとあまり深く関わることができないので、もっとサービスと深く関わりたいと思った時は社員もアリかなとのこと。
プログラマとして勤務した後結婚を期に退職、 現在はアルバイトとしてアジャイルな開発に携わっている伊藤さん。子供がいると仕事の内容ではなく勤務形態で選ぶしか無く、今の会社は良い条件だったので勤務を決意したとのこと。今の働き方にこだわりがあるわけでなく、その時良いと思った働き方をしていきたい。また興味深かったのは、「子どもとの適切な距離を保つために働きに出る。」という意見。主婦として、親として働くエンジニアの生の声が聞けました。
リモートワーカー、経営者兼エンジニア、フリーランス、アルバイトと、それぞれ異なる働き方をしている4人の方々のお話でした。働く人にとっても会社にとっても良い働き方をしていきたいですね。
セッション3 全日本コミュニティ&勉強会大決戦
最後のセッションのテーマは「全日本コミュニティ & 勉強会大決戦」。日本UNIXユーザ会の法林浩之さんをファシリテーターに、九州で活動されている小室文さん(株式会社サーバーワークス)、北海道で活動中の小岩秀和さん(株式会社エストコスモ)、同じく北海道で活動中のtomio2480さんをパネリストとして、コミュニティ・勉強会運営の現在を知り、未来を予測する事を目標に討論がされていました。
ディスカッションは法林さんからのお題
- 自地域のコミュニティの特色はなんですか?
- 他地域のコミュニティを見て何か思うことはありますか?
- 東京に対してどのような意識を持っていますか?
- 東京ではユーザ会を作らずに勉強会だけを散発的に実施する傾向が出始めているが、これは東京だけの特殊な現象か、それとも各地に波及するのか?
を元に進められました。(当日のディスカッションで使用したスライドはこちら)
自地域のコミュニティの特色で面白かったのは九州の小室さんのお話。勉強会は時間通りに始まらない事が多く、30分遅れは当たり前。博多時間と呼ばれるそうです。
東京のコミュニティの揃い具合に対して北海道はあまり揃っていなく、札幌から離れるとコミュニティの数が少ないそう。北海道の不思議な現象(?)として、開催の一週間前になっても参加枠が埋まらず、2、3日前のギリギリになって埋まる傾向があり、今回のLDDも例外ではなかったようです。
他地域のコミュニティを見て思うことについてtomioさん。釧路はご飯が美味しく、旭川はオープンデータに強い印象とのこと。また、北見は札幌へのアクセスが悪いため「自分たちでやろう!」と独自のコミュニティが形成されてるそう。また、富良野には「tomioさんがいる」のがウリだそうです。
東京に対しての意識について。昔は地元で勉強会をするのにも東京から講師を呼んだりする必要があったけど、地元で話をできるような人が増え地産地消ができるようになってきたと話す小岩さん(北海道)、小室さん(九州)のお二人。法林さんいわく、関西人は東京に対して対抗意識を持っていて、東京でやっていることをうちらでもできないかと頑張っているそう。
ユーザ会を作らずに勉強会だけを散発的に実施する傾向の出てきた東京に対して思うことについて。各言語ごとにコミュニティが無いと何かお願いしたり聞いたりする時や色々なコミュニティを集めてやるようなイベントをやる時の窓口が無いという問題もある一方、地方では◯◯ユーザ会を結成できるほど人が集まらないので単発の勉強会の方がやりやすかったりするとの意見も。
「◯◯ユーザ会とか、そういう団体としてやるというレベルじゃない。会場を借りるなど事務手続きのために団体の名前が必要で、実際はただの群れ。群れからうまくいけばコミュニティになる。」と話したのは北見でずっと活動してきたtomioさん。この「群れ」という表現に会場は大爆笑。
日本全国、大小様々なコミュニティがある中、普段あまり聞くことのない他地域のコミュニティやその意識について話し合う有意義な時間となり、「勉強会に参加・運営してその経験を今後に役立てて欲しい。」という法林さんの言葉で最後のセッションは締めくくられました。
パネリスト・ファシリテーターのみなさんが非常に楽しそうに、パネリストの3人に至ってはTwitterをしながら(!?)ディスカッションしていました。
LT
最後はLTです。登壇者は佐藤佳祐さん(株式会社オトバンク)と小岩秀和さん(株式会社エストコスモ)のお二人。
1人目は佐藤さん。 自分の開発の話やPHPユーザ会の話、大好きな釧路の話を少しした後、北海道新幹線の話に。
佐藤さんにとって3年ぶりのLT発表となったこのLT。ちょっとした雑談風の口調で笑いを取りながら、2015年度末、北海道新幹線によって東京と北海道の距離がもっと短く感じられるようになるかもしれない。という話をしてくれました。
そして2人目は小岩さん。
「5分間自由にしゃべる」というタイトルで、「2015年のITについて」と、このイベントの次の日、1月11日に開催するゲーム音楽イベント「88nite」の宣伝をしてくれました。
「エンジニアならイベントの情報を探す時はDoorkeeperやconnpassを見るが、IT系じゃない人はそういうサービスを知らない事が多く、”知ってるものと知らないものの格差”が大きくなっている。2015年はこの格差を埋め、みんなで幸せになりたい。1人1人ができるところから、人と人とのつながりを通じて僕達の生きているIT社会をどのように幸せに生きていけるのかを考えて帰って欲しい。」というお話でした。
クロージング
ラストは実行委員長 池田晃和さんの言葉で締めくくられました。
おわりに
「全編パネルセッション」、「あえて技術の話をしない」イベントでしたが、参加したみなさんには楽しんで頂けたようです。もちろん開催報告担当として一番前の良い席(!)で話を聞かせていただいた僕も、とても楽しむ事ができました。
来場者のみなさんから頂いたアンケートの集計結果はこちらにあります。合わせてご覧ください。
以上、LOCAL DEVELOPER DAY ’15 Winterの開催報告でした!次回のLDDはどんなイベントになるのでしょうか。今から楽しみですね!
LOCAL DEVELOPER DAY’15 Winter (LDD15w) 無事終了しました。
2015年02月07日 12:20 LDD, イベント情報, 活動報告
LOCAL DEVELOPER DAY’15 Winter (LDD’15w) が、2015年1月10日(土) に開催されました。
技術を直接のテーマとしない全3セッションをパネルディスカッション形式とする初の試みでしたが、おかげさまで来場者数77人と、多数のご参加をいただきました。
各セミナーの講演資料のうち公開可能なもの、Togetterなどを以下にまとめていますので、内容を振り返りたい方や当日参加できなかった方はぜひご覧ください。
イベント概要
- 日時 : 2015/01/10(土) 13:20 – 16:30
- 会場 : 札幌市民ホール 第1・第2会議室
- 主催 : 一般社団法人 LOCAL
- セッション紹介ページ : LOCAL DEVELOPER DAY’15 Winter
- 公式ハッシュタグ : #LDD15w
当日の様子
オフィシャルレポート
Togetterまとめ
発表スライド
公開の許可をいただいたスライドのみリンクを掲載しています。
アンケート集計結果
さいごに
参加者のみなさん、ファシリテーター、パネリストのみなさん、LDD15wに参加およびご協力いただき、ありがとうございました。
一般社団法人LOCALは、今後も北海道の技術者のための活動を続けていきたいと思っています。
これからも引き続き、LOCALをよろしくお願いいたします。
LOCAL DEVELOPER DAY’15 Winter (LDD15w) アンケート集計結果
LOCAL DEVELOPER DAY’15 Winter (LDD15w) ご参加の皆様、アンケートへのご協力ありがとうございました!
参加者77名(登壇者、スタッフ含む)中、52名の方にご回答いただきました。以下、各質問ごとに集計した結果をご報告いたします。いただいたコメントは公開の許可をいただいたものの中から、一部を掲載しています。
- LDD15w告知 : LOCAL DEVELOPER DAY’15 Winter (LDD15w)
- LDD15w開催報告 :近日公開予定です。
※当日のスライドなどの情報は、こちらをご覧ください。
Q1:参加者ご本人について
Q1-1:年齢
Q1-2:お住まいの地域
Q1-3:LDD来場回数
Q1-4:ご自身の職種・専門分野について。(複数回答可)
Q1-5:LDD15wをどちらでお知りになりましたか?(複数回答可)
Q1-6:イベント参加の目的をお聞かせください。
- 友達の話しを聞きに。
- ITと一次産業のコラボに興味があって参加しました。
- 自己啓発のため。
- 同僚が発表するので見に来た。技術者のいろんな話が聞きたかった。
- 楽しそうなイベントだと思い参加しました。
- 農業ITのイベントはあまりないので興味がありました。
- 北海道の一次産業とITの関わりが見えにくいと感じていたので、とても良い機会でした。
- 自分が今後どのように仕事と家事・育児を行っていくかを参考にさせて頂きたく。
- 農家に就職した人というキーワードに興味を持ったから。
- 講演のタイトルから、あまり日常的に耳にしない話題を聞くことができると考えたため。
Q2:パネルディスカッションについて
Q2-1:IT x 一次産業 (進行: 齋藤 聖悟)
【コメント】
- 対談型で良かったが、一部声が聞き取りにくい場面もあった。内容については、とても良かった。林業がんばれ!!
- 一次産業にITが進まない理由などの話が面白かったです。
- 普段は聞けない分野の話だったので面白かった。
- めずらしいお話も聞けました。もう少し掘り下げた(くだけた)お話も聞きたかったです。
- IT☓一次産業、北海道ならではなので、次回はもっとクローズUpしてください。
- 一次産業技術者と直接会話をする人達の話はなかなか聞くことができない内容で興味深かった。
- ITを普及させるためのインフラ整備、色々入り込むチャンスがありそう。
- 北海道内でITが貢献できることがまだまだあるなと感じた。
Q2-2:エンジニアの幸せな働き方ってなんだろう? (進行: 菅井 祐太朗)
エンジニアの幸せな働き方について考える時間にできましたか?
どんな働き方をしてみたいと思いましたか?(抜粋)
- リモートワーク(一部分)
- 女性をもっと尊重し、共に互いによりよく仕事ができる働き方。
- 好きなときに好きな場所で働けるようなところ。
- 普通の人はやっぱ顔合わせて仕事することが大事だと思う。リモートは時と場合に合わせて利用すればぜったいに良い方にすすめる良いツールなんだと思いました!
- 紹介されていた働き方をとりあえず全て経験してみたいです。
- 昼飯を買いに行くために2時間外出することが許されるような環境で働きたい。
- 自分の環境に合った働き方を定期的に見直そうと思いました。
- ずっと子供が生まれたら在宅で仕事をと思ってはいましたが、アルバイトも視野に入れてもいいかもと感じました。
- チームの良さかと思った。良いチームなら、(リモートでも出勤でも)変わらない。
【コメント】
- リモートやハングアウトなどの会議のメリット、デメリットがよくわかった。
- 伊藤さんの、アジャイルで人生変わったというのが衝撃だった。このテーマは今後もいろんな人の話を聞いてみたい。
- 働き方を考えるいい機会になりました。
- 自分で働き方を選んだパネリストさん達ばかりで参考になりました。
- もうちょっとスライドの文字が見易いといいと思いました。
- 女性のお話がきけて良かったです。
- それぞれの立場での意見が聴けたので良かった。
- いろんな環境で働くエンジニアの話は学校とかできけないので貴重な話だった。
- 一人一人の生の声を聞けて面白かった。技術とは確かに全く関係のない話題であったが、将来技術職に就いていなかったとしても自分の経験として活かせるだろう講演。
Q2-3:全日本コミュニティ&勉強会決戦 (進行: 法林 浩之)
どの地域の勉強会に参加したことがありますか?(複数回答可)
【コメント】
- 他地域との差や特色がよくわかった。Tomioさんの話がおもしろかった!
- コミュニティや勉強会の形は本当に変わっていくのだなぁと思いだした。
- おもしろすぎました。私もコミュニティについて、がんばります。
- 初心者向け!大事だと思いました。自分も初心者なので。だれでも初めての所に行く時は初心者だなと考えました。楽しかった!
- そもそも「なぜコミュニティが必要なのか」の話を聞きたかった(質問すれば良かった)自分にとっては「仲間を見つける場所」です。
- 一番ディスカッションしていたような気がします。
- 北海道の勉強会しか知らなかったが、他地域の勉強会に特色があることがわかり面白かった。
- パネラーの方々の人選が良く、幅広い意見が聴けて良かった。
Q2-4:パネルディスカッション形式のみのイベントはいかがでしたか?
Q2-5:具体的な技術の話題を出さないイベント構成はいかがでしたか?
Q3:今回のLOCAL DEVELOPER DAY 2015/Winterについてのご意見・ご感想
【コメント】
- LOCALさんのイベントには初めて参加させていただきました。今度は技術の話もきいてみたいです。
- パネルディスカッション、面白かったです。続けて欲しいです。
- 全体的に、もう少し時間が欲しいなあと思うセッションばかりでした。楽しかったです!!
- 技術に絡まないイベント面白かったので今後もやってください。
お疲れさまでした。- ネット中継やりましょう!協力しますよ。
- パネルディスカッションのみの形式、話す人が常に入れかわるのでマンネリにならなくて良かった。技術ネタ以外を話すイベントもっとやってほしい。
- (具体的な技術の話題を出さないイベント構成については)参加層が広がると思いました。
一次産業、働き方については今後もテーマにしていきたいです。最終的に働き手のモチベーション向上につながるのでは。
初めてのパネルトークセッション、進行が大変だったと思います。おかげで楽しく、次への広がりにつながったのではないでしょうか。- ”技術と関係ない”といってましたけど、ちゃんとITにからんだ内容で、逆に、実装系の話題ではふれられない、ヒトとしてのテーマが話せて良かったんじゃないでしょうか。見聞を広めるという点でも良いと思いました。
- もう少し勉強会本体の中に交流会的要素があってもよかったかなーと思いました。
みなさま、貴重なご意見をありがとうございました。今後のイベントの参考にさせていただきます。
CPP/*ぺあぷろ!*/を開催しました
2015年02月01日 01:02 学生部, 活動報告, 部活動
LOCAL学生部では、2014年12月23日にCPP/*ぺあぷろ!*/という勉強会を開催しました。
これは、ペアプログラミングの体験をしてみたいという気持ちから始まった、C++を用いてペアプログラミング形式で競技プログラミングをする体験会でした。
ペアプログラミングを行ったほかにも、「そもそもC++がわからない」という人のために (所謂Better C程度に) C++の基本を勉強したり、参加者同士のコミュニケーションの活発化を図るためにおやつタイムを設けたりしました。
詳細は、下記URLを御覧ください。
http://students.local.or.jp/blog/entry/2014/12/30/
2015年1月15日 (木) 1月定例会
株式会社インフィニットループ 大会議室において、19:15~20:00 の間、LOCAL 1月定例会を開催しました。
出席者は 6 名です。
主なトピックは以下のとおりです。
議事内容
1. 各委員会・部活動より活動報告
- 学生部より、2014年12月23日(火)に開催した C++ ペアプログラミング勉強会 「CPP /*ぺあぷろ!*/」 について、学生交通費支援実績などの費用報告とイベント開催報告がありました。
- 安全部は、2015年2月14日のインターネット安全教室へ講師を派遣します。来年度は、札幌近郊での開催を目標にしています。
2. OSC2015 Hokkaido 関連
- 2015年1月17日(土) に、OSC2015 Hokkaido キックオフミーティングを開催し、以降はOSC2015 Hokkaido 実行委員会に運営を引き継ぎます。
3. LDD15w について
- 1月10日(土)13:20~16:30に開催しました。参加者は、大人77名、子ども1名でした。開催レポート、アンケート集計など準備中です。また、ふりかえりミーティングを開催する予定です。
4.LCS(Local Community Summit) について
- 1月6日(火) に、オンラインミーティングを行い、3月の告知に向けて進捗状況の確認をしました。ランディングページとバナー制作の担当者が決まりました。
LOCAL定例会は、正会員やメーリングリスト会員のほか、どなたでも参加可能です。
LOCALの活動に興味のある方は お問い合わせフォーム よりご連絡のうえ、お気軽にご参加ください。