2020年8月27日(木) 第12回社員総会
2020年8月27日(木)20:00~21:00の間、オンライン環境(Zoom)にて、第12回LOCAL社員総会を開催しました。
下記の議案について討議を行い、満場一致をもって承認されました。
議案
- 第1号議案:2019年度事業報告および収支報告書の承認に関する件
- 第2号議案:2020年度事業計画および予算の承認に関する件
- 第3号議案:2020年度理事選任の件
以下に、今年度の活動方針をご紹介いたします。
2020年度 活動方針
新型コロナウイルス感染症がここ北海道でも猛威を振るっている。それぞれが、それぞれの役回りからそれぞれの立場でこの状況に対処していることにまず感謝と敬意を表明したい。今回の緊急事態においては、ITが貢献できる場面が目立った。「JUST道IT 北海道新型コロナウイルスまとめサイト」に代表される、オープンの流儀で世間に直接的な貢献が行われたのは大変すばらしい事である。
また、直接対話、接触を回避することが推奨される状況となったことで、コミュニケーション手段、業務手段としてのITは、今や完全に社会インフラである。これら社会を支えるITは、技術者によって作られ、運用されることにより実現されている。技術者が相互扶助のもと、自分たちにとってより良い地域に改善していこうという動きは、この状況においても継続していくことが必要である。当会は、地域の技術者による若手のゆりかごとしての機能を担い、学生によるコミュニティ文化の世代継承を昨年方針としていた。従前はセミナーや集まっての勉強会の開催といった活動が事業の中心であったが、「ウィズコロナ」が謳われる時世においては開催は慎重な判断が必要となる。実際のところとして、イベントの中止ないしリモート開催となるなどの影響が出ている。今までの「リアルで会える場を作る」ことを重視した活動方針では、今後その目的を達成することが困難になる可能性がある。
ところで、当会は北海道の技術者文化、ということを重視して活動を行っている。このリモート会議・リモートでのイベント開催の流れというのは、道内の距離の壁を越える好機とも捉えることができる。当会は従前よりこの課題に直面しており、昨年までは「それでも物理移動する」「交通手段を支援する」という方針で活動を行ってきた。今後イベントのリモート開催が当たり前になり、リモート参加であっても対面で得られる経験に近しくなるのであれば、物理移動が不要になり、まさに画期的といえる。
したがって、この流れは注視し、実践し、経験を得ていくことが必要である。今後リモートでのイベント開催が当然となっていく場合、地域にこだわる必然性は、技術面では特に薄れてゆく。地方都市から東京のセミナーに参加することが普通になってゆくと想定される。だからこそ地域という単位でのコミュニケーションの重要性が増してゆくものであり、対面でのコミュニケーションが求められてくると考える。地域の技術者文化という観点からリモートと向き合うことが必要である。したがって、今期は、リモートでのイベント開催のノウハウを習得しつつ、地域の技術者文化に還元する方法、かつ実イベントとのバランスを取る方法を模索することを活動方針としたい。
一般社団法人LOCALは、引き続き北海道のIT勉強会、IT技術者、学生達を支える団体として活動していきます。
今後ともLOCALをよろしくお願いいたします。